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Bùi ViệnのS Pubで8人逮捕 “Cocktail BL”に偽装された笑気ガス販売はどこまで組織化されていたのか

ホーチミンのBùi Viện通りにあるS Pubで、笑気ガスの違法販売に関わったとして8人が逮捕された。英語報道でも大筋は出ていたが、ベトナム語ソースを読むと、今回の件はもっと生々しい。単に店で笑気ガスを出していたという話ではなく、店内での提供方法、会計の偽装、スタッフ配置、営業転換の時期までかなり具体的に見えてくる。つまりこれは「危ないサービスをやっていた店」の摘発ではなく、**繁華街のバーが利益確保のために、違法な商材をどれだけ“普通の店舗運営”の中へ組み込んでいたか**を示すニュースだ。

ベトナム語ソースの要約

Thanh Niênによると、ホーチミン市警の経済警察部門は2025年7月11日午後、Bùi Viện通り25-27-29番地にあるAn Kim S Lounge、通称S Pubを行政検査した。営業主体は20歳のフイン・バン・ルック名義で登録されており、現場では多数のガスボンベ、ゴム風船、充填用の専用器具など、笑気ガス提供に関わる物品が押収された。

初期捜査によれば、このグループは2022年5月から2024年8月ごろまで、地下フロアを利用して飲食と音楽を中心とする店として営業していた。しかし十分な利益が出なかったため、2024年9月以降、笑気ガス入り風船の提供を本格化させたとされる。客には、ビールや酒と組み合わせる形でN2O入り風船を出し、快感や高揚感を演出する“商品”として売っていたという。

さらに記事では、この販売がかなり組織的だったことが描かれている。笑気ガス販売は、請求書上では「Cocktail BL」「Combo Cocktail BL」といったメニュー名に偽装され、店内には充填担当、風船の運搬担当、接客担当、売上記録担当など、役割を細かく分けたスタッフ配置があったとされる。当局は、2024年9月から摘発時点までの間に、この営業で数百億ドン規模の不正利益が出ていたとみている。

このニュースで見えるのは、「違法なものを売った」より「売れる仕組みを完成させていた」こと

夜遊び系のニュースでは、しばしば“店で危ないものが見つかった”という表現で片付けられがちだ。だが今回のベトナム語記事は、その中身をもう一段深く見せている。問題なのは、笑気ガスが店内に存在したことそれ自体より、**それを自然に売るための導線と会計処理が整っていた**ことだ。風船をその場で膨らませる道具があり、客に運ぶ担当がいて、請求書には別名目で記載し、売上まで記録していた。ここまでくると、もはや“店の片隅で起きていた違法行為”ではなく、店の中核商品として回っていた可能性が高い。

これはベトナムの夜遊びを語る上でかなり重要だ。なぜなら、多くの危ないサービスは、表向きは「一部の客が求めた」「スタッフが勝手にやった」「その場限りだった」と曖昧に処理されることが多いからだ。しかし、今回のように商品の偽装名、運用体制、営業転換のタイミングまで出ると、その言い訳はかなり苦しくなる。警察が見ているのは、単なる現場のノリではなく、**違法な収益化の設計図そのもの**だと分かる。

「Cocktail BL」という偽装メニューが意味するもの

今回の事件で象徴的なのは、笑気ガス入り風船が請求書上では「Cocktail BL」「Combo Cocktail BL」として処理されていた点だ。これは単に言葉を置き換えただけではない。ベトナムの夜の店では、会計書類やメニュー名は営業実態を曖昧にするための重要なクッションになりうる。客には何が出ているか分かっていても、書類上はただのドリンクやセット商品に見えるようにしておけば、表向きの飲食営業との整合性を装いやすい。

だが裏を返せば、この偽装があることで警察は「偶発的ではなく計画的だった」と見やすくなる。もしその場限りの違法提供なら、レシートにまで反映させる必要は薄い。ところが今回のように、会計名が用意され、スタッフがそれを前提に動いていたなら、違法販売が店の通常業務に織り込まれていたと判断されやすい。つまり「Cocktail BL」という表現は、ただの隠語ではなく、**違法商材を合法的な売上に見せかけるための店舗設計の痕跡**と読むべきだ。

2024年9月からの“営業転換”が示す、夜の店の収益現実

ベトナム語ソースで特に興味深いのは、S Pubが最初から笑気ガス販売をしていたわけではなく、飲食と音楽中心の営業で十分に儲からなかったため、2024年9月以降に違法販売へ本格的に舵を切ったとされている点だ。ここには、ホーチミンの夜遊び業界が抱えるリアルな収益圧力が見える。Bùi Việnのような一等地で店を回すには家賃、人件費、音響、装飾、客引き、宣伝など多くのコストがかかる。見た目が華やかでも、普通に酒と音楽だけでは利益が薄い店は珍しくないのだろう。

だからこそ、一部の店は“儲かる危ない商品”に流れやすい。笑気ガスはその典型で、酒と組み合わせれば客単価を上げやすく、提供も早く、客のテンションも演出しやすい。しかも見た目は風船やボンベで、違法薬物ほど露骨な印象を与えない。夜遊びの現場にとっては、かなり都合のいい商材になりやすい。今回のS Pubの事件は、**夜の店が利益を求めた結果、どこで一線を越えるのか**を非常に分かりやすく見せている。

Bùi Việnという立地だからこそ、ニュースの波及力が大きい

この件が地方都市の無名店で起きたなら、ここまで象徴的にはならなかったかもしれない。だが舞台はBùi Việnだ。ホーチミンの夜遊びを語るうえで、ここは単なる通りではなく、街の顔そのものだ。外国人観光客が初めて夜に繰り出す場所でもあり、在住者が“とりあえずあそこへ行けば何かある”と考える場所でもある。だから、その中心で笑気ガスの組織的販売が行われていた疑いは、S Pub単体を超えてBùi Viện全体のイメージに跳ね返る。

しかも今回は、店の営業モデルがかなり細かく報じられている。周辺店舗から見れば、これは他人事ではない。笑気ガスそのものを扱っていなくても、メニュー偽装、売上のごまかし、スタッフの分業、深夜帯の追加商売といった点で似た構造を持つ店は少なくないはずだ。だからこのニュースは、単に1店が摘発された話ではなく、**Bùi Việnの店がどうやって儲けているのかを当局が理解し始めている**ことを示すニュースでもある。

“笑気ガスを置いていた”と“笑気ガス販売を回していた”の差は大きい

ベトナムの夜遊びニュースでは、笑気ガスのボンベや風船が押収されたという話はそれなりに見かける。だが、今回のように逮捕、起訴、主犯格の特定、営業期間、売上規模、分業体制までついてくるケースは一段重い。そこには、警察がもはや“所持の現場”だけでなく、“運営の構造”を立証しようとしている姿勢がある。

この差は大きい。店内にボンベが1本あるだけなら、「誰かが持ち込んだ」「すぐに撤去するつもりだった」といった逃げ方が残る。しかし、請求名、提供動線、担当分け、利益の算定まで出てくると、もはや偶発的ではない。今後のBùi Viện周辺では、笑気ガス関連で問われるのは“あったかどうか”だけでなく、“どう回していたか”になる可能性が高い。

遊ぶ側にとって厄介なのは、“普通のバーに見えること”だ

この事件の本当に怖いところは、S Pubが見た目には普通のバー営業の延長に見えたことだと思う。地下の箱、酒、音楽、若いスタッフ、繁華街の流れ。Bùi Việnでは珍しくない光景だ。その中で笑気ガスが「Cocktail BL」として処理されていたなら、事情を知らない客からすると、ただの特殊ドリンクや盛り上がるセットの一種に見えてしまうかもしれない。

つまり、夜遊びの危険は露骨な違法感のある場所にだけあるわけではない。むしろ、普通のバー運営の中に紛れ込んでいる時のほうが見抜きにくい。ベトナムの夜遊びが怖いのはそこだ。派手すぎる店を避ければいいという単純な話ではなく、**一見まともに見える店が、どんな収益モデルを内側に抱えているか分からない**。今回のS Pub事件は、その見えにくさをかなり鮮明に示している。

あいせ

俺の見解

個人的には、英語記事よりベトナム語記事のほうが、今回の件はずっとリアルに見える。理由は簡単で、ただ“笑気ガスを売ってた”じゃなく、“どうやって売れる仕組みにしてたか”まで出ているからだ。請求書の名前を変えて、スタッフを分けて、酒や音楽と一緒に自然に流し込む。これって、場当たり的な違法行為じゃなく、かなり冷静に設計された商売だと思う。 あと、2024年9月から本格化したってところも生々しい。要するに、普通に店をやっても儲からなかったから、もっと利益率の高い危ない商材に寄せたわけだ。Bùi Việnみたいな場所では、こういう誘惑は相当強いんだろうなと思う。見た目が派手で客が多い店ほど、裏では収益の焦りを抱えていることがある。 俺の感覚では、今回の事件はS Pubだけの話じゃない。Bùi Viện全体、もっと言えばホーチミンの夜遊び全体に対して、「普通のバー営業に違法な稼ぎを埋め込むやり方は、もう中身まで見られているぞ」と知らせるニュースだと思う。表面上は同じ街でも、これからは店の空気より、店の設計のほうが危険度を決める時代になりそうだ。

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